石破首相が「少母化」懸念
「少子化の本質は、母が少ない『少母化』」。石破茂首相は昨年秋の自民党総裁選の討論会で「子育て支援ではない少子化対策」を問われ、独特の表現で語った。「あまりはやらない言葉だと思うけど」と前置きしつつ、「婚姻率が下がり、母が減れば子も少なくなる。どうやって結婚を増やしていくかが本質」だと強調した。未婚率は年々上昇を続けている。50歳時点まで一度も結婚したことがない生涯未婚率は、1980年代は男女ともに5%未満だったが、2020年には男が28・3%、女が17・8%にまで増えた。その内訳を見ると「不本意未婚」が若年層(20~34歳)で約40%を占める。つまり結婚したくてもできない人が多く存在しているわけだ。
日本は婚外子が少なく、専門家も少子化の要因の一つを「未婚化」と指摘する。ニッセイ基礎研究所の天野馨南子・人口動態シニアリサーチャーによると、過去半世紀は初婚同士の婚姻数と出生数の相関関係が極めて高く、日本は「カップルの成立なくして出生なし」というのが実態だと分析している。
時事通信社記事引用
さくら国際結婚
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